朝鮮半島の歴史ー政争と外患の六百年ー
新城道彦
朝鮮半島は17世紀から19世紀末まで清の属国となり、20世紀に入ると日本の植民地統治や米ソの軍政を経験した。つまり、朝鮮半島では不寛容な政争がたびたび外患を招き、独立を手にすることが容易ではなかったのである。本書は地政学的に中国・日本・ロシア・アメリカの中間に位置し、それらの国々の思惑に翻弄されてきた朝鮮半島が周辺国のパワーバランスによって独立を手にする過程を論じた。
pp.1-293
新潮社