キリスト教弁証の課題としての教会論:大木英夫神学に対するS.ハワーワス、J.H.ヨーダー、H.ナウエンの意義
本論文では、現代日本でキリスト教を弁証していくためには教会の共同体性の涵養が必要であること、また、その共同体性の内実がいかなるべきものであるかが規範的に明らかにされる。具体的には、「日本はピューリタニズムの教会を必要とする」に要約されうる大木英夫の弁証的神学を補完・修正するものとして、スタンリー・ハワーワス、ジョン・ハワード・ヨーダー、ヘンリ・ナウエンそれぞれの神学思想が位置づけられている。
同志社大学大学院神学研究科 博士論文