「頼りにならない日本の裁判所」『少しだけ「政治」を考えよう!――若者が変える社会――』所収
島村輝・小ヶ谷千穂・渡辺信二編
本稿では、強い権限を有するアメリカの裁判官及び市民的自由が保障されており、透明で民主的裁判所制度により守られているドイツの裁判官と、最高裁事務総局による裁判官統制が行われている日本の裁判官を比較し、日本の裁判所制度の問題点を指摘したものである。結論として、日本の裁判官及び司法が市民に寄り添ったものとなるには、法曹一元制度と裁判官人事の透明化と民主化が必要であると論じた。
36-58頁(23p.)
松柏社