ジェンダーにかかわる市民グループ・機関とタイアップした大学教育の取り組み1
(授業科目:子どもの発達とこれからの教育問題)児童虐待・DVをテーマに挙げている本授業では、「親密な関係における暴力」を身近に感じるためにデートDVにも言及している。2005年度はフェリス女学院大学が全学を挙げて「ストップ! 女性に対する暴力」キャンペーンを実施していたその一環で、神奈川県下でデートDVに関する寸劇を含むプログラムを作成している市民グループ「エンパワメントかながわ」にデモンストレーションをお願いした。日常の中のあり得るシテュエーションと何気ない言動に実は女性に対する暴力が含まれている可能性があること、自分を大切にするという「人権」を第一に重視することが大事であることについて大いに学ぶことができた。その後も3年間に亘って実施した。また同グループメンバーにフェリス女学院大学OGもおり、その生き様に触れることもできた。その後、本授業の履修学生が「エンパワメントかながわ」が主催する高校でのデートDVのデモンストレーションにスタッフとして参加する機会も得た。