【リハビリテーション機器の開発・設計の教育】 リハビリテーション機器の開発過程について,市場における要求定義から始めて,機能定義・概略設計・詳細設計までを体験させることを試みた。まずリハ機器にはどのようなものが存在するかを網羅的に説明し,それらがどの機能欠損に適用されうるかを講義し,その後,各自に簡単に市場調査を行わせ,開発企画素案を提出させた。それぞれの段階において必要となる知識と技術を解説し,レポートの形式で提出させた。ブロックダイアグラムの描き方,センサー・モーター・制御回路に関しての具体的なパーツ知識,筐体設計の方法と,CADの使い方などを順次講義し,それぞれの段階での仕様書を提出させ,最終的に開発ドキュメントを完成させるという教育方法を実践した。