(c)カリキュラム改革
近年の日本語教育のありようをカリキュラムに反映させるべく既存カリキュラムの見直しを行なった。日本語教育能力検定の出題分野などを視野に入れつつ、必修相当科目群の重点を「日本語学」から「日本語教育学」にシフトした。そして「唯一必修科目」を廃止することで、さまざまな学科の学生が自分の所属学科の専門を大切にしつつ、時間割上無理なく関連領域としての日本語教育が学べるようになった。コマ(科目)の有効活用、シンプルなシステム、段階的履修指定による教育効果、の三者の折り合いがつくような体制が確立できた。