英国小説研究 第29冊
向井秀忠
イギリスの小説家であるカズオ・イシグロの『日の名残り』について、ハンナ・アーレントの「凡庸な悪」の考え方を援用し、主人公の言動や考え方が主体性を失った小市民的なものであり、それが大きな悪につながっていく可能性のあることを指摘した。
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英宝社
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