国境を越えた責任追及の効果とレガシー:カンボジア、フィリピン、ミャンマー
カンボジア・フィリピン・ミャンマーを事例に、国境を越えた責任追及が民主主義や人権に与えた影響を検討する。結果として、責任追及だけでは権威主義化や民主主義の衰退を防げなかった一方、被害の可視化や歴史教育、賠償制度、国際連帯などの「レガシー」を残した点が重要だと論じる。政治利用や国際社会の限界も指摘しつつ、現地社会と連携しながら責任追及の成果を育てる必要性を示している。
『グローバル化のなかのアジア:持続可能な共同体の構築に向けて』
明石書店