『17世紀の革命/革命の17世紀』
17世紀英文学会
イングランド詩におけるカルペ・ディエムの主題の扱いについて、16世紀の『トテル詩撰』から17世紀半ばのアンドリュー・マーヴェル「ホラティウス風のオード」までの変遷を概観。特にオウィディウス/アウソニウス/ロンサール的な薔薇の恋愛詩ではなく、ホラティウス以来の「幸せな人」の主題の重要性を、予定神学・千年王国思想など宗教改革に特徴的なキリスト教思想との関連において明らかにする。
1-27 今日の花を摘む心安らかで賢い幸せな人:『トテル撰集』からマーヴェルの「ホラティウス風オード」まで
金星堂